集客できないのは“マーケティング不足”じゃない?──その原因、コンセプトの弱さにあり!


「インスタで毎日発信してるのに、集客につながらない…」
「がんばっても見つけてもらえない」
そんなふうに感じていませんか?
その原因は“マーケティング不足”ではなく、
コンセプトが弱いから。
あなたのコンセプトに
“問い”はありますか。

この記事では、「強みを洗い出す」「ペルソナを設定する」
といった一般的なコンセプトづくりの前にやるべき、
“問い”の重要性について、わたしの経験とともにお伝えします。
Netflixも「問い」から始まった
「コンセプトは問いからはじまる」といわれても、ピンとこないかもしれません。
でも、これは多くのヒット商品やサービスも優れた問いからはじまっているんです。
たとえばNetflix。
創設者がある日ビデオを延滞してしまい、こう思ったそうです。
「なぜ、DVDはジムのように月額で借り放題じゃないんだ?」
この問いが、のちのビジネスモデルへとつながっていきました。

お!いいじゃん。
そのビジネス、自分がやろう!って感じですね。
「問い」がなければ、コンセプトは生まれない
わたしも経験があります。
かつて「ブランディング=デザインを変えること」だ
という風潮に巻き込まれていた時期がありました。
言葉は、あとから飾るだけ。
そんなふうに扱われる現場に何度も立ち会ってきました。
でも私は、それに違和感を覚えたのです。
コンセプトメイクやストーリーの力によって、
人の印象や受け取られ方は大きく変わる。
言葉ひとつで、
ブランドの“意味”は再構築できるじゃないか、と。
そこでわたしは思ったんです。
「ブランディングの本質は“見せ方”を変えることなのか?」
こたえはNO。
そして、再定義したのです。
「ことばでも、ブランディングはできる」
この問いが、私の「ことばブランディング」という考え方の原点になっています。
私たちは「コンセプト=強みや独自性から導き出すもの」と教わることが多いです。
もちろん、それも間違いではありません。
でも──
その前に「そもそもなぜ?」と自分に問いかける視点がなければ、
表層的な“強みっぽいもの”しか出てこないのです。

コンセプトとは、「問いの答え」である
コンセプトとは、単なる思いつきや寄せ集めではなく、
“問いに対する答え”として生まれるべきものです。
たとえば、あなたが発信しているサービスについて、
こんな問いを立ててみてください。
- なぜ、私はこのサービスを提供しているのか?
- 業界の当たり前に対して、違和感はないか?
- そもそも、お客様の「悩み」の本質はどこにあるのか?
この問いからこそ、「強み」や「独自性」が生きてくるのです。
コンセプトがあると、発信が変わる
問いから生まれたコンセプトには、“軸”があります。
その軸があると、発信のトーンや内容が自然と一貫し、
「この人の言ってること、なんかブレないな」と信頼が生まれます。
「コンセプトはつくりました!」
でも、使ってません!爆
という方のじつに多いこと!!
お飾りのコンセプトでは機能しませんよ。
まとめ|コンセプトが機能しないのは、“問い”が炙り出せていないから
- 集客できない原因は、マーケティングだけではない
- 表面的な強みやペルソナ設定だけでは、軸にならない
- コンセプトとは、“問いの答え”として生まれるもの
つまり、コンセプトが機能しない・伝わらない・響かないとき、
それは「問い」が足りていないサインかもしれません。
「なぜ?」を突き詰めること。
あなたにしか生まれない“問い”こそが、
唯一無二のブランドをかたちづくる原点になるのです。