インスタ発信、誰に届ける?―ペルソナに迷ったら「未来の自分」を思い出して

「何を投稿すればいいか、ずっと悩んでる」
「がんばって書いたのに、反応が薄い…」
「誰に向けてるのか、自分でもよくわからない」
そんな“発信の迷子状態”に陥っていたのは、かつての私自身でした。
とくに難しかったのが、「ペルソナ設定」。
つまり、“誰に向けて発信するのか”を決めることです。

私がペルソナを決められなかった理由
私は長年、言葉を使ってブランディングに携わる仕事をしてきました。
ネーミングを考えたり、コンセプトを作ったり、インタビュー記事を書いたり──。
いってしまえば、「言葉の力で価値を届けること」が私の仕事。
でも、それって幅が広すぎて、逆に軸が決められなかったんです。
「書けることはたくさんあるけど、結局、私は何屋さんなの?」
「誰の役に立てるの?」
そんな自問自答がずっと続いていました。
軸が決まったのは「未来の自分」を思い出した瞬間だった
しばらく発信迷子を続けたある日、ふと思ったんです。
「私はこの先、どんな存在になりたいの?」
そこで浮かんできたのが、ブランディングディレクターの柴田陽子さんでした。
彼女のように、企業の本質を見抜いて、言葉で価値をデザインする仕事がしたい。
それが、ずっと心の奥にあった“夢”でした。
ならば、今やるべきことは?
答えは、忙しいひとり社長の右腕として、言葉でコンセプトを作ってあげること。
それが、私の未来に一歩近づく道だと気づいたんです。
「未来の姿」に照らせば、選ぶべきペルソナが見えてくる
正直、ほかの選択肢もありました。
たとえば「起業したての人に、コンセプトの作り方を教える講座を開く」ことも考えました。
でも、それだと「教える人」になる。
もちろん悪くはないけれど、それは私が憧れる姿ではなかった。
むしろ、“書ける”という私の強みが薄れてしまうし、
“柴田陽子から学んだことをそのまんま教える人”で終わってしまう気がしたんです。
だからこそ私は、「未来の自分」に近づけるペルソナを選びました。
それが、“忙しいひとり社長”だったんです。
【実践アドバイス】ペルソナに迷ったら…未来の自分に問いかけてみよう
発信に悩んでいるあなたに伝えたいのはこれです。
「ペルソナが決められないときこそ、自分の未来の姿を思い出してほしい」
「私はどんな仕事がしたいのか」
「どんな人たちと関わっていきたいのか」
「誰に“ありがとう”って言われたいのか」
その理想の未来に近づくには、
今どんな人に価値を届ければいいのか?──
この視点があれば、迷いはスッと晴れていきます。
まとめ:理想の未来に導いてくれるペルソナを選ぼう
ペルソナ設定は、ただのマーケティング手法ではありません。
あなたが“なりたい姿”に近づくための、人生設計の一部でもあるんです。
「ネタがない」
「言葉が出てこない」
そんなときは、ペルソナ選びがズレているのかもしれません。
迷ったときは、どうかこう問いかけてみてください。
「この人をターゲットにすることは、私の未来に近づく一歩になっている?」
答えは、あなたの中にあるはずです。