【保存版】ビジネスコンセプトの作り方|誰にでも伝わる“ブランドの核”を見つける方法

コンセプトがないと、ビジネスは伝わらない。
SNSで発信しても反応がない、差別化できない……
そんな悩みを解決するには、“言葉の設計図=ビジネスコンセプト”が必要です。
この記事では、ブランドづくりに欠かせない「ビジネスコンセプト」の作り方を、5つのステップでわかりやすく解説します。
そもそも、ビジネスコンセプトとは?
ビジネスコンセプトとは、
一貫性をつくる扇の要であり
すべての事象の判断基準であり
選ばれる理由となるもの
これらを一言で示した「ブランドの核」となるものです。
- お客様に「それ、私のことだ」と思ってもらえるか?
- 発信や見た目に“一貫性”が出ているか?
これらすべては、ビジネスコンセプトから逆算されるものです。
コンセプトがないと起こる3つの悲劇
- 競合と差別化できない
- お客様から選ばれない
- 発信や商品にブレがでる
コンセプトがない=軸がない。
だから伝わらない、届かない、選ばれない。

逆に、たったひと言の“軸”があるだけで、
言葉・デザイン・サービスまで一貫性が生まれます。
ビジネスコンセプトの作り方|5つのステップ
STEP1:自分の強みを整理する
自分にとっての「当たり前」は、誰かにとっての「特別」。
- 過去の経験・実績
- 他の人と違う視点・アプローチ
- 既存の枠を越えられる価値

強みは「技術」だけでなく、「考え方」「スタンス」「背景」も含みます。
STEP2:ペルソナを設定する
「誰に届けたいのか?」を徹底的に明確にしましょう。
- 性別・年齢・職業・ライフスタイル
- 抱えている悩み、願望、SNS行動
“たった一人”を思い浮かべることが鍵。


ラブレターを書くような気持ちで♡
STEP3:インサイトを掘る
ターゲットが「口には出さないけど、心の奥で思っていること=インサイト」を掘り下げます。
- 表面的な悩み → なぜそう思う?
- 本音の欲求 → 本当に欲しい未来は?
例:
表の悩み「集客ができない」
裏の本音「自信がない」「否定されるのが怖い」
STEP4:ポジショニングを見つける
ライバルがやっていないこと ・あなたにしかできないこと を探します。
- 同業他社との違いは?
- そのポジションは空いているか?
- あなたの強みが活きる“隙間”はどこ?
差別化よりも、“意味のある違い”を意識してみて。
たとえば
・喫茶店ではなく、「働く人にとって三番目に優秀な場所にしたい」
→サードプレイス
・いいものを安くではなく「生活をよりよくするウェア」
→ライフウェア
のように。
STEP5:2語でコンセプトを言語化する
最後に、今までの要素を統合して、抽象度のある2語で表現してみましょう。
- 1000曲をポケットに(iPod)
- LifeWear(ユニクロ)
- サードプレイス(スターバックス)

難しい言葉を一切使わず、つたわるものにしているのがすごい!
実例紹介|ビジネスコンセプトの言語化
例1:起業サポート系
- 強み:傾聴力、伴走型、失敗経験の共有
- ペルソナ:起業初期で自信がない女性
- インサイト:成功したいけど怖い、本音は「応援してほしい」
- ポジショニング:寄り添いながら言語化支援する人が少ない
- コンセプト例:ライティングコーチ
例2:クリエイティブ系
- 強み:物語設計、共感コピー、取材経験
- ペルソナ:ブランド価値を高めたい小規模メーカー
- インサイト:「デザインだけじゃ伝わらない」
- ポジショニング:「背景まで伝える」発信ができる
- コンセプト例:ことばブランディング
コンセプトができたら次にやること
コンセプトが固まると、次の行動が見えて事業がスケールしていくんですよ!
- 発信に活かす(プロフィール・SNS・LP)
- デザインに反映させる(ロゴ・色・トーン)
- 商品サービスに落とし込む(設計・ネーミング)

コンセプトは、すべての表現の“起点”になる言葉です。
まとめ|コンセプトがあると、ブランドに“深み”が出る
「なんとなくいい」から、「なんか惹かれる」に変えるには、芯のある言葉が必要です。
ビジネスコンセプトは、あなたの経験や想い、価値観を濃縮したもの。
一度じっくり取り組むことで、その後の発信・集客・サービスづくりがすべて変わります。
ぜひ、この5ステップを通して、あなたらしい“ブランドの核”を言葉にしてみてください。
ちなみに今回教えたコンセプトの作り方はオーソドックスなやり方。
別のやり方もあるのでこちらも参考にしてくださいね。
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