競合がわからない…は卒業!“意外なところ”にいるライバルの見つけ方と差別化戦略


「自分に競合なんているのかな?」
「似たサービスの人は見かけないんだけど…」
もしかして、そんなふうに思っていませんか?
実は、“競合が見つからない”と思っている人ほど、
見方を変えるだけでライバルの姿がくっきり見えてくるものです。
この記事では、競合が見つからない理由とその対処法、
そして「意外なところに競合がいた!」という実例を交えて、
差別化のヒントまでお届けします。
なぜ競合を知る必要があるのか?
- 自分の強みを言語化するには、誰と比べて「どう違うか」が必要
- 差別化のためには「比較対象」が不可欠

よくある勘違い。「競合がいない」と感じる3つの理由
① 商品や肩書きだけで判断している
同じサービス名じゃなくても、届けている価値が似ている人がいることも。
② 見ているジャンルが狭すぎる
SNSや業界内の狭い視野に限定していると、潜在的な競合を見逃してしまいます。
③ ポジションが定まっていない
自分がどこに立つかによって、競合も変わります。ポジショニングが曖昧なままでは、比較軸も定まりません。
競合を見つける5つの視点
① 同じ悩みを解決している人は誰か?
アプローチは違っても、届け先が同じなら競合になり得ます。
② ターゲットが似ている人は誰か?
ペルソナが重なっていると、見せ方や言葉も似てくることがあります。
③ お客様の「比較対象」になった人
「◯◯さんと迷ったんですが…」という実際の声が最大のヒントです。
④ SNS・ブログ・検索から探す
ハッシュタグ、note、Googleサジェストなどを活用してリサーチしましょう。
⑤ “違和感”を感じた人をリストアップ
「なんかこの人と似てるかも」「ちょっと被るな」と思ったら、立派な競合候補です。

ポジションが変われば、競合も変わる【実例】
ここで、私自身の経験をご紹介します。
わたしは以前、「ライティングコーチ」として活動していたとき、
競合として見ていたのは、他の“ライティング系”の方たちでした。
けれど、自分の強みを見つめ直し、
「ことばを使ったブランディング支援」がわたしの本質だと気づいたとき、
比較すべき相手がガラリと変わったのです。
ブランディングの世界では「デザイン」や「装い」にフォーカスする人が多く、
「ことばを軸にブランディングを語る人」は、見かけませんでした。
つまり私は、“手抜かりの空白”を見つけたわけです。
同じ土俵に立つ必要はない。
むしろ“誰も語っていない立ち位置”こそが、自分の旗を立てる場所になる。
そう気づいた瞬間、発信にも自信が生まれ、独自性が明確になっていきました。
競合を知ることは、恐れることではない
ライバルだ、潰せ!ではなくて、、、

本来競合を見つけることは、自分の強みを探し出すこと。
- 「真似される」「負けたくない」ではなく、“自分らしさを知るため”に競合を知る
- 比較するためではなく、差を明確にして伝えるために活用する

ここは意識しておこう!
競合がひしめく中にも、必ず“空白”はある
「もうこの業界は飽和している…」
「同じようなサービスばかりで差がつけられない…」
そんなふうに感じること、ありませんか?
でも実は、競合が多い=ポジションが埋まっているとは限りません。
同じ市場の中にも、“誰も語っていない切り口”や“未着手のテーマ”が必ず存在します。
たとえばわたし自身、以前はライティングコーチという肩書きで活動していました。
そのときは、他のライティング指導者を「競合」として意識していました。
ところが、自分の核にあるのは
「言葉の力で、人やビジネスの魅力を引き出すこと」だと再認識したとき、
私の立ち位置は“ことばを使ったブランディング”の人へとシフトしていきました。
世の中には「ブランディング支援」を名乗る人はたくさんいますが、
その多くは「装い」「ビジュアル」「デザイン」などの見た目重視のアプローチ。
だからこそ、“言葉”を軸にしたブランディングを専門とする私は、競合のいない空白にポジションを取ることができたのです。
このように、視点を変えることで、誰とも被らない立ち位置は生まれます。
空白は、「ない」のではなく「見えていない」だけ。
だからこそ、“誰と違うか”より“何をどう語るか”がカギになるのです。

逆に競合が全くいないというのはニーズがないってこと。
そんな場所に旗を立てても誰も集まらないので危険です!
まとめ|競合を知ることは、自分を知ること
競合リサーチは、ただ「敵を見つける」作業ではありません。
それは、自分の立ち位置を明確にし、
“あなただけ”のポジションを築くための大事な第一歩です。
競合がいない=危険かもしれない。
競合が多い=チャンスかもしれない。
大事なのは、「その中にある空白」に自分の旗を立てる視点です。
そのためには──
- 誰に届けたいのか
- どんな価値を提供したいのか
- どんな伝え方なら自分らしさが活きるのか
を徹底的に掘り下げていく必要があります。
競合を知ることは怖いことではありません。
むしろ、自分の言葉や想いを研ぎ澄ませるきっかけになります。
どうか、あなたも「その空白に旗を立てる人」として、自分のポジションを見つけてください。