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ブランディングで“いい人材”は引き寄せられる?採用にも効く、伝え方のチカラ

miho
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いい人、なかなか来ないんだよね…


採用の現場では、そんな声をよく耳にします。


でも、ちょっと待ってください。

“いい人材”って、どんな人ですか?


そして、その人に対して「あなたの会社はどんな存在ですか?」
って、ちゃんと伝えられていますか?

採用活動においても、実はこの“伝わる技術”【ブランディング】がとても重要なんです。

リクルートとブランディング。両方あってはじめて、人が動く。

長年、企業の採用記事を取材・執筆してきた私が強く感じていることがあります。
それは、「ただ募集要項を並べるだけでは、人は動かない」ということ。

なぜこの会社で働きたいと思うのか?
それは、“共感”と“期待”の積み重ねです。

だからこそ必要なのが、

  • リクルート視点:仕事内容や職場のリアルを伝えること
  • ブランディング視点:企業としての想いやポジションを伝えること

この両輪が揃ったとき、「ここで働きたい」が生まれるのです。

リクルート:仕事内容を“感情ごと”伝える記事設計

私はこれまで、マイナビなどの採用メディアを通じて全国の企業を取材してきました。
その中で実感しているのは、やっぱり“人の言葉”は強いということ。

✍ 働く人の声にこそ、未来の仲間は惹かれる

ただ「営業です」と書くよりも、
「お客様の声を聞いて、一緒に課題を解決していくことにやりがいを感じます」
といった本人の言葉のほうが、ずっと心に残ります。

✍ コンセプトや理念も反映される

そしてもう一つ大事なのが、会社のコンセプトです。

学生は、企業理念や沿革を読み込み、
「この会社らしさって、どこにあるんだろう?」を事前に探しています。


それらをインタビューの中で見つけ、言語化しておくことで
価値観がピタリとはまる人が集まるんです。

社長の言葉、社員の想い、社風や空気感…
それらが一本のストーリーとしてつながったとき、
「この会社、素敵だな」と思われるのです。

ブランディング:“共感されるビジョン”が人を惹きつける

企業理念って、「なんだかお堅いもの」と思っていませんか?
でも最近は、「理念に共感したから志望しました」という学生さんが本当に増えています。

特に印象に残っているのが、ある学生さんのこんな一言。

「震災のとき、ボランティア活動をしていた社員の姿を見て、この会社に憧れを持ちました」

ホームページやSNSの投稿、ちょっとしたエピソードでも、
想いがちゃんと伝われば、人の心は動くんです。

「ナンバーワンになります!」より、「あなたと未来をつくりたい」

ビジョン設計でありがちなのが、

  • 「3年後に売上30億円」
  • 「IPOを目指しています」

という“社内向け”の目標。
もちろん、それも大事。でも、それでは“共感”は生まれにくいんです。

✅ 採用で必要なのは、“社会とのつながり”を描いたビジョン

たとえば、こんな表現だとグッと伝わりやすくなります。

  • 「地方の中小企業に、もっと光を当てる世の中をつくりたい」
  • 「誰もが自分らしく働ける環境を、デザインの力で実現する」

つまり、

「◯◯(自社の強み)で、◯◯(社会への貢献)を実現する」

という構文に当てはめてみると、企業の“志”が見えやすくなります。

魅力のある会社には、人が集まる。これは真理です。

採用活動において、会社が発信すべきなのは
「待遇」よりも「姿勢」だと私は思っています。

✅ まずは“自分たちがどんな会社か”を明文化してみる

  • 自社は何を大切にしているか
  • 社員にどんな想いを持っているか
  • 社会に対してどういう役割を果たしたいのか

それが定まれば、採用サイトのコンセプトや記事のトーンも自然と整います。
コンセプトなき求人は、メッセージがバラバラに見えてしまい、もったいないです。

最後に|“共感して入ってきた人”は、そう簡単には辞めません

人材獲得の鍵は、スキルや資格ではなく、
「その会社を好きかどうか」だったりします。

だからこそ、企業側は“好きになってもらえる理由”を
ちゃんと見せていく必要がある
んです。

それが、ブランディングの力。

会社は「人」でできています。
だから、いい人を集めたければ、まずは自分たちの想いを、まっすぐ届けることから。

「わたしたちは、こういう未来を描いています」
その言葉に共鳴してくれる人が、
きっと、あなたのチームにも現れるはずです。

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ABOUT ME
miho
miho
コピーライター
2009年に独立して企業やお店のコンセプトメイク・取材執筆など言葉で魅力を発信するお手伝いをしてきました。2024年から独自メソッドによる「ことばブランディング」を始動。「スモールビジネスをスケールさせる」を掲げています。
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